9 バラモス城(4) [DQ3-2]
9 バラモス城(4)
一度きた道をバリアのあったホールまで戻り、今度はホールの南西の地下への階段をおりた。すぐ近くにあった上にのぼる階段は、行き止まり。だが、地下の部屋を出て通路を進んだ先にまたのぼる階段があった。
階段をのぼって最初の角を曲がると、通路の右にやはり右開きの小さな扉があった。ちょうど、さっきの裏口の扉と同じぐらいの大きさだ。表面には、どこの家でも見掛けるようなレリーフが施してある。
そして、扉の先は、小さな中庭のようになっていた。地面は、城の外観の殆の地面と同様草ですべておおわれている。そして、ただ大きな木が少し生えているだけの寂しい場所だった。
「今のうちに、みんなの今までの傷を回復しておこうか・・・・・・」
アルスがそういって、まずは自分に呪文を唱えた。
「ベホマ!」
アルスが全身を回復させて、続けてミゼラに唱えようとすると、少しよろけた。
「大丈夫?」
ローザが心配そうにいうと、アルスは照れ臭そうに微笑んだ。
「はじめてだったけど、ベホマの呪文を使ってみたんだ。傷はすっかり治ったけど、疲れちまって・・・・・・」
今まで回復呪文はベホイミまでしか使えなかったアルスは、なんとか回復力の高いベホマの呪文を習得しようと密に練習していた。
(続く)
ご無沙汰しております。
この回まで読みました、
まだ先があるので出直してきます。
by ともちん (2015-12-08 23:13)
ともちんさん
こんばんは。
お久しぶりです。
時間があるときでいいんで、また訪問お待ちしています。
by あばれスピア (2015-12-11 00:03)