8 朝陽(2) [DQ3-3]
8 朝陽(2)
19年ぶりに光を取戻した闇の世界に、夏は駆け足でやってきた。
さわやかな風が大地を吹抜、野や原には夏の緑が生い茂った。
人々に笑顔が戻り、街や村は活気づき、世界中には旅人が帰ってきた。
人々は、夢と希望に心を躍らせ、自由と平和と光の素晴しさを改めて知った。
ゾーマを滅ぼしてから6時間後、アルスたちは勇者の洞窟からラダトームの城下町に向けて出発した。途中で、アルスたちが出あった旅人たちはゾーマを滅ぼしたと知ると、ラダトーム城に伝書鳩を飛ばしてアルスたちの無事を知らせてくれたのだった。
最初にアリアハンの城下町を旅立ってから、丸4か月が経っていた・・・・・・。城下町に入る前、念の為アルスたちは対岸の島をながめた。ゾーマの城は、跡かたもなく崩れ去っていた。
そのころ、アリアハンでアルスの母は精霊神ルビスとラーミアの夢を見た。ラーミアの背に乗ったルビスはいった。
「私は精霊神ルビスかつて別の世界を作るためにこの世界から旅だった者、アルスはバラモスを滅ぼした後別の世界へわたりバラモスが仕えていた大魔王ゾーマを滅ぼしました。しかしこの世界には2度と戻らず、アルスは別の世界で勇者として仲間たちと生きていく道を選びました。それが彼らのこれから先永遠に続いていくさだめの始まりですが、あなた方元の世界でもこの伝説は語継がれ人々の心のなか勇者アルスは永遠に生き続けるでしょう」
そして、アリアハン王や海賊の頭、イシスの女王、サイモンの息子もまた同じ夢を見たという・・・・・・。
あとがき
空が明るいっていいですね。
朝が来るシーン、好きです。
実はこのシーンだけ演出・・・というかBGMがオリジナル版の方が好きだったりします。
なんで変わっちゃったんだろう。
さあ、次回とうとうラストです。
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